優等生な彼vs不真面目な彼
【9】生徒会長の優しさ



階段を降りたとこで翔君と目があった


翔「・・・・・・」


あたしの顔を見てびっくりして目を見開いてる




翔「・・・何、なんで泣いてんだよ」

「・・・・・・分かんない」



そんなのこっちが聞きたいよ


どうしても止まってくれない涙を見て翔君は悲しい顔してる



「・・・何で翔君が悲しい顔すんのっ」

翔「・・・萌」

「大丈夫だよ、何でもないから!」

翔「んなわけないだろ・・・泣くなよ」

「ーっ、ホントに、何でもないから。」

翔「・・・じゃ、なんで泣いてんの」

「泣いてないよ!」

翔「・・・もー、分かったよ(笑)」




どうしても『泣いてない』って言い続けるあたしを翔君はちょっと笑って見てて





頭を優しくなでてくれた






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