魁桜
2階から下を見下ろせば、みんなの中心に稚里が居た。
楽しそうに話してて、すごくキラキラしている…。
あたしが男嫌いじゃなかったら…
あそこに一緒に混ざれたかな……。
あたしも、キラキラの中心に居れたかな……。
ボーッと見つめていたら、稚里が気付いたように見上げた。
『あっ、琴音!』
「っ!」
どうしよう。
どうしてあたし、今、ビクッてしたんだろう…。
『おいで!一緒に話そう?』
ただ、稚里に笑いかけられるだけですごく、安心する…。
「…うん」