魁桜
耳元でそう言い、地面に落とした。
あーあ。レディースだからちょっと期待したけど…。
『期待ハズレ、だったか』
その呟きが聞こえたかどうかは分からないが、一斉にあたしに向かって走り出して来た。
『ふはは…』
何人束になろうと、あたしに掠り傷も付けられないよ…。
相手の急所を的確に突いて、徐々に数を減らして行く。
すると、背後に1人の女が近付いて来た。
あらあら…不意討ちかい?
そのやり方は感心しないねぇ……。
まぁ、いいや。気付いてないフリでもしとくか。