魁桜
右腕を踏みつけると、痛みに顔を歪める。
ああ…あたしが見たかったのはまさにその顔。
痛みに歪む顔。
骨がミシミシという音。
…ああ、狂ってる。
『ふふふ……』
「て、めぇえ!!!」
その光景を見ていた女たちが次々に向かって来る。
お前ら仲間か?
なら何で助けなかったんだよ?
『はは…所詮、自分が大事だもんなァ…?』
「うあ゙あ゙あ゙…!!!」
仲間だの云々言っていても、所詮は赤の他人。
自分に火が飛び散るのを避け、見て見ぬフリをする。