君がいるだけで…[番外編短編集]
真尋くんと会ってから
ママは何となく元気がない。


高杉家とのお出かけも途中で断った。


そして今目の前には
大きなクリスマスツリー。


今日はサンタさんが来る日だ。


私はクリスマスツリーをもっと近くで見ようとママの忠告を聞かずに

走り出す。


やっぱり、ママの忠告は聞くべきだった。


「痛ぁい…グスッ」


こけた私は泣き叫ぶ。


『大丈夫か…?』


そんな私の体が誰かによって浮き上がる。


それはママじゃなくて…


「ありがとうね…、真尋くん」


後から来たママの腕に抱っこされながら
その正体を知る。


それはついさっき会った真尋くんだった。


ママが、また辛そうな顔をしてる。


ママ…、
凜はママにも幸せになって欲しいんだよ…?


膝の痛みは感じていたけど、

そんな思いが強かった。



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