英国喜劇リトレイス
イアンは相変わらず青い顔でロシュを見つめた。
「元気だなぁ、ガキみたい」
「ホントにな。あいつああやって勝手に斥候についていっただけじゃね?」
「ハハ、あり得る」
ジュダスのところにいたというロシュ。
一体何者なのやら。
俺は視線をロシュから進路へ移した。
「イアン、いい知らせだ!」
「……テンションあげるなよ俺気持ち悪いんだから…」
「そう言うなって! ホラ!」
俺は先を指差すと、それに導かれるように前を見たイアンの顔が少し晴れた。
「島が見えたぞ!!」