英国喜劇リトレイス
俺は少しだけ力を足に集中し、ひとっ飛びでイアンの隣に降り立った。
そして、見上げる。
頂点に立つ紅を。
「会いたかったぜ、兄貴」
「この俺様にか。それは光栄だな」
ジュダスの口元が、一際大きく上がった。
「あぁ。それはもう……最っっ高にな!」
これで終わるよ、カレン
「ジュダス・ランドルフ! 俺はお前に一騎討ちを申し込む!!」
一瞬、驚きの顔を見せたジュダスは次の瞬間、本当に楽しそうに笑い声を上げた。
「ククク……いいだろう、望むところだ。
その申し出、受けて立つ!!」