英国喜劇リトレイス
しかし、さらに横槍が。

「ハンッ! 貴様なぞがジュダス様と対等に渡り合えるものか!」

本っ当にうるさいなぁ

「てめえはもっと黙っとけ!」

「そうな。野次なんて醜いぜ、司令官さんな!!」

エルヴィスはキャヴェンドに向かって銃を放つ。

「ぎゃあっ! うわわわ!」

足元に着弾してキャヴェンドは飛び跳ねる。

「黙って見てるか、踊り死ぬか選びな」

「いやエルヴィスも口出したじゃねえか」

俺の呟きは華麗に無視。
キャヴェンドはこめかみをひくつかせながら黙った。


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