「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
アメリカ全権ジェラルディーンが手を挙げ提案を話し始めた。

「我々は、小惑星群の調査を火星基地ならびに火星入植地に要請しては、いかがなものかと考えます。先ほどの話の中で火星のすぐ傍を通過するということでしたので、火星からの観測を行なえば、はっきりとした事が判明するでありましょう。我々も小惑星群に関しては人工物体では無いにしろ、何かしらの不安を感じます」

「まずは、はっきりとした事実を掴んだ上で、今後どうするかの討議を行なうべきであります。よりまして火星基地と火星入植地に至急、観測調査依頼を、お願いするべく提案致します。ならびに観測結果によっては安全保障会議の必要性があると考えられますので、次回の討議は地球連合安全保障会議の場で行われる事を合わせて提案致します」

「以上の件についての提案書を提出致します」

このアメリカ全権ジェラルディーンの提案に全世界が、即座に同意し、賛成の意思を表した。

そして李が出てきて提案書を受理して

「満場一致でアメリカ合衆国全権による提案を採択致します」

「尚小惑星群が火星に最も近づくのは三日後だと報告がありましたので、至急に火星に調査依頼の連絡を行ないます。四日後の早朝には、おおよその結果が判明するものとして、四日後の午前十時より地球連合安全保障会議を開催致します」

李の話が終了し閉会となり、各国の全権は会議室から出てゆくのであるが、それぞれが何かしら、心の中に、えたいの知れない不安を感じながら退出してゆくのであった・・・
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