夏芽の第2ボタン。


そして
すぐ後の日



「「「「「…え゙っ……」」」」」



夏芽が
こだわりのハニーブラウンの髪の毛を少し落ち着いた色にした


「お前失恋でもしたのかよ!
だっせー!」

「ちっがう!気分転換!」



カリカリする夏芽の頭をわしゃわしゃと触る百合

「これ何色?」


髪の色なんて
ちょっと落ち着いたな程度にしか考えてなかったのに

夏芽の返事を聞いた瞬間




「ミルクティーブラウン」




息が詰まるほどに
深く
心臓が音を刻んだ


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