君にずっと片想い




私は今できる精一杯の笑顔で返す。



「どういたしまして。」


「…帰ろっか。寒いだろ?暗いし送るから。」



「あ、うん。」




些細な事でも気遣ってくれてるのがよくわかる。


……………本当に、ありがとう。




私たちが並んで歩いている間にある距離が、
いつか縮まる日を考えながら家路を歩いた。





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