メガネ君と苺ちゃん(続編)
私はいつもその箱を

持ち歩いた。

いつでも返せるように。

・・・・

でも、それが、

勘違いのもとになった。


「・・・これ」

メガネ君が、

カードを見た。

「違うの。それは、

返そうと思って」


悲しそうな顔の

メガネ君。

黙っていなくなってしまった。


追いかけたけど、

相手にしてくれなかった。
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