海☆恋




いつも明るい未来がここまで泣く事何てなかった、それなのに………………。



「未来は………………先生の事が、好きなのね……………。」



未来は、泣きながら微かに小さく頷いた。



「でも、まだそう決まった訳じゃあないんでしょう?先生凄く未来の事心配してたし。」



未来は、私から離れると何度も首を横に振った。



「……………先生ね………ヒックヒック!私と瞳では…………ヒックヒック態度が違うの~!」



「確かめてみないと駄目よ!決めつけちゃったら駄目!」



ギイ~



未来は、何か言いたそうだったが急に重い音をたてて扉が開いた。



「ここで何して……………って!どうして未来は泣いてるんだ?!」



先生は、未来の顔を見るなりこちらに近づいて来ようとした。



「来ないで~!」



未来は、先生を睨みながら叫んだ。



「未来?何言ってるの?」


未来は、黙って何度も首を横に振った。



「何でだよ!俺が何したんだよ!」



「私の心配何てしないで!もう……………ヒックヒック………ほっといて!」



そう言って先生を睨みつけた。



今まで見たことの無い目で……………。



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