嘘つき彼。




拓海くんがまた目を瞑って
顔を傾けてくるから、
私はまたそれに応えた。


静かに二人の唇が触れて、
また離れては触れて。




「結、今日だいじょぶ?」

「うん」



私たちはベッドに転がった。




< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop