狼ゴコロは愛のイロ


急いであたしを降ろして距離を取り、恨めしそうに見る雅は真っ赤。


耳まで真っ赤になってる。



「あたしの方が強いんだからね!」


「む、胸を使うなんて卑怯だろ」


「卑怯じゃないもの!女の武器よ!」



いや、雅に対してだけかな?


男の人は大きい方が好きだって言うし・・・



ハッ!・・・じゃぁ雅も大きい方が好きなのかな?




「ねぇ、雅は胸大きい方が好き?」


「は?え、ちょっと何?」


「だから、大きい方が好きなの?」


「いや、だから何でそんなこと・・・」




あたし達は出会ってから1か月で付き合って、5ヶ月で結婚を決めた。


その間に愛し合うことは一切なかった。


それは雅があたしのことを考えて我慢してくれてたから。


だから当然、こんな話とかもまったくなかった。


でも、考え出したら急に気になってきちゃった。


雅はあたしの体に不満あるのかな?


あたしは雅を満足させてあげられてる?



以前付き合っていた人たちには抱かなかった思いが、雅が相手だとたくさんあるの。



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