閑中八策
従って「スパイ防止法が必要」という時のスパイとは、エスピオナージュを行うタイプの「諜報部員」であって、外交官や軍から派遣された武官、さらには民間人を装って潜入するが、intelligence の方の情報部員を摘発するのは不可能だ。
せいぜい外為法違反などの別件で拘留出来るに過ぎず、捕まえても強制送還がせいぜいである。

だいたい更迭された農水大臣と副大臣にしても、中国への農産物輸出に特別扱いをしてやるから、という話に乗せられたのだが、これが中国の外交的陰謀だったとは思えない。
その1等書記官の個人的な不正蓄財にまんまと利用されたという話ではないのか?
機密流出と騒いでいるが、今の日本の農水省に他国のスパイに狙われるような御大層な「国家機密」があるとは思えないのだが。

とにかくインテリジェンスとエスピオナージュの区別もつかない政治家がスパイを取り締まる法律なんてのをあわてて作らない方がいい。
とんだザル法が出来上がるのがオチである。
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