女の子が、女の子の日。


「‥たくや、あんたってほんと」


‥−最低だよ。


私は、その最後の言葉を呑み込んだ。


「よし、できあがりー」


どうよ?


と、自慢げにたくやは笑う。


「ん。可愛いじゃん」


私の髪型は、器用にたくやによって編み込まれ、男がやっただなんて誰も思わないであろう完璧な腕前だ。


「‥ありがと」


「いいえー。あ、もう8時になるじゃん」


そう言うたくやと一緒に腰をあげる。


< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop