女の子が、女の子の日。


あいつは中学に入った頃から急に男になり始めた。


小学校のときはほぼ互角だった身長も、軽く10センチは抜かされ、そして声だって変わっていった。


それはきっと、誰にでもいえることで、当たり前のことである。


だけどその時の私は、当たり前の変化であるそれを疎ましく思った。


元から綺麗な顔立ちのあいつは、男の成長をしていくたび、どんどん女の子から猛烈な支持をうけるようになった。


そしてそれは、高校生になった今も変わらない。


いや、むしろ高校生になってからはもっとすごいことになったんだっけ…。


あいつには高校生になって四日目に、ファンクラブ。といわれるものが作られていた。


私は四日目なんてまだ、友達と呼べる子すらいなかったのに。


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