隣人は高校教師

「……い、ま……?」

唇を抑えて彼を見上げてると、それが俺のお礼だから。と笑うとさっさと部屋へ戻って行った。


お礼って………
お礼!?
ちょっと待て、お礼と言ったか?
キスしてお礼?
ふざけんな!
私のファーストキス!!

「ふざけんなーっ!」

彼の家のドアを思い切り蹴って部屋へ飛び込んだ。

いい人かも、と思った私がバカだった!
最低最低!
絶対もう関わない!!

< 29 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop