初恋は終わらない
同窓会
「黒瀬さーん、会議のプリントってどこにあるー?」
「あ、その黄色いボックスの中にありますよ」
「ありがとー」
黒瀬楓、24歳
特に特技もなければ趣味もない
現在、OLのいたって普通の私
「お疲れさまでしたー、お先に失礼します!」
会社を出て早足で駅に向かう
ちょうど来た電車に乗り帰宅
「疲れたー」
帰ったら勇人にメールしよっと
やることを考えながら歩いてるといつの間にかマンションのロビーについていた
ポストを覗くと1通の手紙が…
「同窓会の案内…?
うわ、中学とかなつかしー。」
中身を見ながら自分の家の前へ…
中学か…みんな元気かな?
「ただいまー」
「おかえり、先輩」
「え、勇人!何で居るの!?」
家に帰るとあとでメールしようと思ってた勇人がいた。
勇人は私の彼氏。
高3の時に告白されて付き合った。
「先輩の顔見たかったから会いに来た。」
ニッと笑うと八重歯が見え、その笑顔を見ると疲れが飛んだ
「来てるならメールでもくれれば良かったのに。」
「驚かそうと思って。」