冷姫Ⅰ


四人を屋上に連れてきて話し出す。




「銀。私たちが百季だっていうことは秘密にして。あと碧は斑のハッキングね」




「「わかった」」




二人とも理解が早くて助かる。





「それと霧。霧のハッキングもすごいけど、碧のほうが長けてるから碧に情報は任せるからね?」





「あぁ。わかってる」




「それでね霧。百季にはいらない?」




「え?」




「副総長は白だけど、霧には幹部になってほしい。無理にとはいわないけど、斑を抜けさせちゃった原因は私だし」




「別に雪のせいじゃない。それに俺、ずっと百季に入りたかった」




「フフッ。じゃぁ決まりね。銀!碧!紹介するわ。今日から百季の幹部になった佐藤 霧よ。勇気の従兄弟で白の幼馴染。ちなみに白より強いから」





二人は目を見開いてる。そりゃそうだろう。白より強いなんて言ったら。




「佐藤 霧。眞田組に引き取られて今は一人暮らし。百季にはずっと入りたかったからみんなに損はさせないように動く」





「白。通り名は『白虎』。百季副総長だ。じゃぁ、挨拶はここまでにして、やったな銀!」




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