姫の笑顔は俺のもの
「到着♪さっ入った入った」

「ま、待って!ここ誰の部屋?!勝手に入って大丈夫なの!?」

「当たり前じゃん、だってあたしの部屋だし」

「紫織の部屋なんだってなんで?」

「いいから!入れば分かる」

ドアを開けて、アタシを中に押し込む

中はいっても、全く分かんないんだけど!?

「そこ扉開けて」

「分かった」

言われたとおりに扉を開ける。それと同時に、クラッカーの音が鳴り響く

「な、何これ?」

「姫の歓迎会だよ!!」

「皆で企画したんだ~」

「びっくりした?」
「アタシのために、用意してくれたの?」

「そうだよ!せっかく転校してきたんだから、仲良くしたいじゃん」

「姫は今日から私達の仲間だよ☆」

「皆・・・ありがとう。嬉しいよ!」

仲間なんて初めて言われた
実感が全然湧かない
それに、こんな事されたこともない

皆、なんでここまでしてくれるの?アタシには不思議でたまらない

「ほら姫っ!ジュースとかお菓子とかも沢山あるよ!!ちょっとしたことしか出来ないけど、たのしんでね」

アタシをテーブルまで誘導して、お菓子などを大量に持ってくる

なにがちょっとしたことなんだ

充分だよ
豪華すぎるくらいだ

アタシ達は、結構遅くまで紫織の部屋で色々なことをしていたが、まだ自分の部屋に行ってないということで、アタシだけ早めに部屋を出た

そうじゃないと、きっと染まってしまうから・・・
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