メルラバ
『店は1時で看板ですし…
ジンちゃんなら、まだ俺の言うことを聞くのでいいんですが…
アキトさんとなるとそうもいかなくて』

楡川さんの深い深い溜息。

「他のみんなは?」

『そんなの全部俺におんぶに抱っこで帰ってしまいましたよ…ったく。
俺をなんだと思ってるんだか』

いつになく不貞腐れた楡川さんの声に笑ってしまう。

「行くのはいいんだけど…大丈夫かな?」

『こっちは大丈夫そうですけど、唯さんのほうはどうですか?』

「怪しい人がいる気配はないけど」

『わかりました。じゃあ、とりあえずタクシーでこっちに向かってもらえますか?』

「わかった」
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