メルラバ

「ええやん、別に。唯は俺の彼女やねんから」

「でも」
「ちゃうの？」

「違わなくはないけど…」

やっぱり不安。

簡単に壊れてしまうものじゃないと信じているけど、また、あんなふうに騒がれてしまったら騒音に耐え兼ねて気持ちが挫けてしまうかもしれない。

好きだ、って。

そんな気持ち1個しか持っていない私は、それを守れるだろうか。