恋のつぼみ



〜♪〜♪〜♪


こんなときに電話なんて出れるわけないじゃん


〜♪〜♪〜♪


〜♪〜♪〜♪


「もう、うるさいなっ!」

いったい、誰なの!

「って、みどりくん!」

反射的に通話ボタンを押してしまい、耳元に慌てて電話を当てる


「もしもし、めい?」

「・・・・・・・・・・ぅん。」

ドキドキしっぱなしだ
それがばれるんじゃないか、心配になった

「今から出てこれる?
俺、お前の家の前にいるんだ。」


へっ?
私の家の前?

嘘っ!!

急いでカーテンを開けると、お向かいさんの塀にもたれて電話するみどりくんの姿


「あっ、ちょっ、ちょっと待っててね。
い、今すぐ行く!」


ドカドカと慌ただしく階段を下りる

途中、お母さんに怒られたけど
そんなの気にしていられない


バンッ

勢いよく玄関の扉を開けると、
みどりくんの少し不機嫌な顔があった





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