魔物現代記
タイトル未編集
朝、目覚ましで中々起きられないことに痺れを切らした母親に叩き起こされて、
余裕なく支度を済ませて学校へ小走りで向かう。
そうして教室に着くと友達とホームルームまで他愛ないおしゃべりをして過ごしたりする。
なんとも味気ないとも平和ともよくありそうな風景言われるかもしれないけれど、それが私、如月 雪華(きさらぎせつか)の日常だった。
はっきり自分に対して評価をすれば、私は本当に特に個性のない『普通』の女子高生なんだと思う。