続 青薔薇姫
『……もういいよ。あたし、この家出てくから。』
″あの人″が親を説得してるのを尻目に、あたしは散らばった荷物を持った。
『ちょっと……本気で言ってんの!?まだ中1なのに……。
あたしが説得してあげるから…っ。』
……うるさいなぁ。
これ以上比べられたくないのに。
あぁ…、もっと黒くなっていく……。
『だいたいどこに行くつもりなの!?お金だって……』
『うっさいなぁ!!お姉ちゃんには関係ないでしょ!?
この偽善者め……っ!!』
あたしは大荷物を持って家を飛び出した。
『ちょっと……待ってよ……っ!!』
後ろから″あの人″の呼ぶ声がしたけど、気付かないフリをしてそのまま走った。
……どれくらい走っただろう。
息も切れてきて立ち止まると、そこは見慣れない風景だった。
看板を見ると、ここは隣町だということが分かった。
あたし隣町まで走ってきたんだ……。
……これからどこに行こうか。
まだ電車あるはずだから、テキトーに乗って、テキトーな駅で降りよう…。
どうせ行く宛なんてないんだから……。