わたしの魔法使い
あのサラリーマン、何だろう?
社長側か、それとも会長側か。それとも、まったく別の…ストーカー?
朱里、可愛いからストーカーってことも有りうるけど…これはやっぱり社長側だよね。
まずいなー……
このまま部屋に帰って話してもいいけど、バレたら困るし……
それに、散歩に行く気満々のゴン太がいるし。
「まあ、とりあえず裏口から出て行くか!」
裏口は正面エントランスのちょうど真裏。
ごみ置き場があるから、サラリーマンには見つかりにくい。
ただし、サラリーマンが二人組ならアウトだけど。
「こればっかりは出たとこ勝負だね。」
ゴン太を促して外に出ると、
「ラッキー!」
誰一人いない。
ってことは、正面だけ張られてるってことでしょ?
エントランス使わなければ会わないし。
「でも、その前に顔を見ていくか!」
気分は探偵。
裏口を抜け、ぐるりと回ると
「いた!」
少し身を隠すような立ち方でマンションを見つめるサラリーマン。
平日の昼間にマンションを見つめるサラリーマンって、やっぱりおかしい。
遠目だからよくわからないけど、知らない顔の男。
会社の人間じゃない……?
社長側か、それとも会長側か。それとも、まったく別の…ストーカー?
朱里、可愛いからストーカーってことも有りうるけど…これはやっぱり社長側だよね。
まずいなー……
このまま部屋に帰って話してもいいけど、バレたら困るし……
それに、散歩に行く気満々のゴン太がいるし。
「まあ、とりあえず裏口から出て行くか!」
裏口は正面エントランスのちょうど真裏。
ごみ置き場があるから、サラリーマンには見つかりにくい。
ただし、サラリーマンが二人組ならアウトだけど。
「こればっかりは出たとこ勝負だね。」
ゴン太を促して外に出ると、
「ラッキー!」
誰一人いない。
ってことは、正面だけ張られてるってことでしょ?
エントランス使わなければ会わないし。
「でも、その前に顔を見ていくか!」
気分は探偵。
裏口を抜け、ぐるりと回ると
「いた!」
少し身を隠すような立ち方でマンションを見つめるサラリーマン。
平日の昼間にマンションを見つめるサラリーマンって、やっぱりおかしい。
遠目だからよくわからないけど、知らない顔の男。
会社の人間じゃない……?