扉の向こう


DVDがおわった。

「おもしろかったね。怖いのは苦手だけど‥」

そう言ってきたけど内容なんて頭に入っていない。
ずっと唯花のことを考えていた。
もしも好きって伝えたらどうなるかって。

「将之‥?」
「あっごめん。おもしろかった。怖いシーンでのお前の反応」
「ばかー!!」

それにかわいかった。
なんてことは言えなかった。
それを言えない俺に告白なんて無理。
でももしかしたら今なら。

「なあ、唯花?」
「ん?」
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