ハナミズキ



そう言って、手渡してきたのは私の好きなカルピスソーダだった。



「…カルピスソーダ?」



「うん、カルピスソーダ。恋華、好きやろ?」



「…好きですけど…なんで知ってるんですか?私、言いましたっけ?」



「いや、言ってないけど恋華の視線がいつもそれにいってたから、好きなんかなって。」



遊李さんって案外人のこと見てる…



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