ハナミズキ


「風邪引かせたんは俺の責任やから、今日はずっとお前のこと看病しとく。恋華の親御さんにも、きちんと説明したから大丈夫や。お前は寝とけ。」



「で、でも……」

遊李さんが、休めない…。


「でもやない、泊まれ。」

「…それだと、遊李さんが休めないじゃないですか。私のせいで、遊李さんが無理するの嫌です!」


私は、反論した。

それを聞いた遊李さんは、優しく微笑み、ベッドに腰掛けた。


「…ありがとうな、恋華。俺のこと心配してくれて。でも、大丈夫やから、安心して?な?」


そういう風に言われても、私だって遊李さんには、休んでほしい。


いったい、どうしたら……。


あ、いいこと思いついた♪

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