アンダーサイカ
それにおかしいことがまだある。
私たちみたいな小学生が簡単に入り込めた場所に、もっと上の…不良やホームレスがいないなんて変だ。
見張りだっていなかった。
私たちは、入り口に立てられた金網に空いた穴から入ってきたんだ。
大人ならこじ開けて入って来れるはず。
私たちの他に都市伝説の調査をしてる人がいても不思議じゃないのに…。
「うーん……。」
頭をひねっても答えなんか出て来ない。
チラッと、トイレのほうを覗いてみる。拓くんと潤ちゃんはまだみたい。
だんだん退屈になってきた頃、
気を抜いた私のお腹が「きゅるる…」と音を立てた。
「あう………。」
そうだ、お腹空いてたんだった。
二人はまだ帰ってきそうにない。私は悲鳴を上げるお腹を押さえて、その場にうずくまった。
「どうしよう。お金持ってきてないし…。」