アンダーサイカ


言われたとおり、私はその場に座ったままじっとした。

店の入り口へ向かっていくヨシヤの背中を見送りながら、


「………きっ、」


「?」



気づいたら、こんな言葉をかけていた。



「気をつけて、帰ってきてね!!」



「!

……ふふ。
ええ、もちろん!」



< 336 / 506 >

この作品をシェア

pagetop