ヤンデレパーティー
(二)
「そっからどすえ、僕が京都弁使い始めたのは。姿は双子やからおんなじにしても、一心同体なら何もかもおんなじやなきゃいけないどす。口振りから所作まで、あの頃から僕と兄さんを見分けられない人が多なったねぇ」
「……」
紅葉散る参道。
竹ほうきを手にしながら、掃くべき落ち葉をそのままに依子(よりこ)は固まった。
いつものように遊びに来た冬月。狐面に巫女服と、こちらもいつものごとく印象的な姿で依子にベタベタするわけだが。
事の発端は何だったか。単に、冬月の京都弁がどこかおかしいと思った依子が、世間話風に聞いただけなのに。
「右手、大丈夫なの……」
まさかあんな長話のショッキングストーリーとはお天道さまでも思うまい。