ヤンデレパーティー


目眩さえ覚える赤裸々暴露には真っ先に右手の心配をしてしまう。


お手伝い(称してのべたべた)のため、冬月もまた竹ほうきを持っていたが、袖から見える右手は綺麗なものだった。


「姉さんも心配してくれるん?」


「そりゃあするわよ。聞いたこっちの右手が痛くなるほどなんだから」


「姉さんも優しいわぁ、えへへ」


竿に絡む朝顔みたいだ。腕を組んで、肩に頬擦りをしてくるが、狐面装着なので軽く痛い。


「もう五年も前のことやからねぇ。一年ほど手首が曲がらんようになって、二年ほど時折痛んやけど、今は大丈夫どすえ。兄さんや姉さんにぎゅうぅってできるほど、大丈夫どす」


「なら、いいんだけど」


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