ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
「そうですよ?」


 私は驚いて聞いたのだけど、高木さんは事も無げにそう答えた。


「もしかして、毎日?」


「はい」


 うわあ、信じられない! 私なんて、ただの1回も作った事ないのに……




「家はそこです。恥ずかしいんですけど」


 そう言った高木さんの視線の先には、やや古ぼけた2階建てのアパートが建っていた。


 何て言っていいか分からずにいたら、


「姉ちゃん、お帰り!」


 低い男の子の声がした。


< 189 / 417 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop