ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
「余計なお世話だ。そういうのはやめてくれ」


 と言われてしまった。そして、


「今日は4人で遊びに来てるんだから、4人で楽しむべきだ。違うか?」


 なんか、すごい正論を言われたみたいで、私は抵抗出来なくなり、


「わ、わかったわよ」


 と答えるしかなかった。



 悔しくて泣きそうになり、下を向いていたら、


「そんなにしょげるなよ。おまえのそういうところ、嫌いじゃないからさ」


 中野君はそう言って、私の頭をそっと撫でてくれた。


『お客さん、お取り込み中すみませんが、注文をお願いします』


 その声で慌てて顔を上げたら、ソフトクリーム売り場の店員さんが、苦笑いを浮かべて私達を見ていた。


「あ、バニラを4つ!」


 うわあ、恥ずかしい~!


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