ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
 話は、数時間前に遡る。


 昼休み。今日もいつも通り、私達4人で一緒にお弁当を食べていた。4人と言うより、2組のカップルと言うべきね。


 あの日ちいちゃんは修平に告白し、すぐに二人は付き合い出した。だから私と和也、ちいちゃんと修平の2カップルだ。


「和也、今日のはどうだった?」


「美味かった。おまえ、どんどん料理の腕を上げてんじゃないか?」


「そ、そうかな」


 私は自分のと一緒に、和也用のお弁当箱をバンダナで包みながら、幸せな気分に浸っていた。


「ご馳走さま。ちいちゃんの弁当も美味かったよ!」


 私と同じく、ちいちゃんも修平にお弁当を作ってあげていた。


「それはよかったです」


 ちいちゃんはそう言い、私と同じく、空になった二人分のお弁当箱を包んでいたけど、なんか、今ひとつ元気がないような気がした。


< 377 / 417 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop