密なカラダにくちづけて。
ズキズキ痛み始める心臓の音が

うるさい。

私は視線を何処にやればいいかわからなくて、宙を泳がせる。




「はるか。英介達にもお吸い物あげてくれるか?」

「…っあ、うん。」

啓介の言葉に我に返った私は 言われた通りに 二人へのお吸い物を用意する為 キッチンに立った。

啓介と英介君が祐子を交えて話しをしてる。


あの輪の中に、入りたくない。


感情が…おかしくて。

何かをうっかり言ってしまいそうな気がする。

それでもズキズキ言う心臓を押さえつけて

「お吸い物、どうぞ。」

英介君と祐子に笑顔を向けて差し出した。
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