密なカラダにくちづけて。
ココロが、ギュッとキツく絞られている様だ。

「私を試してるの?」

やだ…
なに、この痛み。

英介君は、じっとアタシを見ている。

私も、その視線を反らさない。

「はるかちゃん…」

英介君が私を呼ぶ声に、耐えきれない感情が涙になって溢れ出す。


「どうして、泣くの?」

英介君が聞く。

「苦しかった…ううん。今も苦しいの。」

英介君が私の涙を拭く。

「英介君の罠にハマっていくのが悔しくて苦しくて、他のオンナと同じになりたくないの。」

「はるかちゃん…」

「私…どうしたらいいの?」

英介君の唇が私の唇に触れる。

< 156 / 179 >

この作品をシェア

pagetop