密なカラダにくちづけて。
ダブる偶然
啓介の不倫旅行まで、後何日…?

指折り数える私は、子供みたいかもしれない。


こんなに、心がウキウキするなんて遠足や運動会を控えて楽しみにしてる子供だ。


鼻歌うたいながら、ルンルン気分。

やばい。
どうしようもなく、楽しみなんだ。


新しく下着を新調しちゃおうなんて考えて実行中の私は、英介君に囁かれた言葉のせいだ。


「ヤラシイはるかちゃん。」


…思い出して、また顔が火照る。

でも、裸は一回見られてるんだよね。

セックスはなかったけど。
今度は、するんだよね?

凄くドキドキしてる。

背徳の恋心のはずなのに、純粋な気持ちばかりって矛盾だらけだよね。

でも…


「はるかさん?」

花びらが舞ってる脳内のアタシを呼ぶ声に振り替える。



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