密なカラダにくちづけて。
「私は…」

返答に困って、抱きしめていた力を緩めた。

「困るよね?そんな質問。」


英介君が私を離すと、キスをする。

「兄さん、また不倫旅行に行くだろ?
アヤナと。その日に、また来てもいいよね?」

私は、迷わず頷いた。

「じゃあ、お楽しみは、それまで取っておく。」

「えっ?」

「その日に、はるかちゃんのヤラシイ所をいっぱい見せてね。」

耳元で囁かれて、顔が真っ赤になった。

「じゃあ、また。」


英介君が笑顔で家を後にした。


ずっと、ドキドキが止まらなかった。


こんな恋心は、久しぶりで
認めてしまった方が案外スッキリ出来た自分がいる。



啓介の不倫旅行が、もの凄く楽しみになって来てしまっている。










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