あの頃、テレフォンボックスで
アルバイトを始めたせいか、
ケイタは
「会おうよ」というメールをしてこなくなった。


たまに、メールで近況を知らせてくれる。


こんなふうに、
メル友のままでいるのが
一番いいのかもしれない。


・・・・・でも、なんだか物足りない。



駅前のコーヒーショップには
あれ以来、行っていない。


ケイタがいると思うと
落ち着いてお茶も飲めない。


また戻ったのだ。
元の生活に・・・・・


出かける宛ても理由もない、


そんな毎日の繰り返しに。




だけど、以前にも増して
一人でいるのが辛い。


会いたい、だけど会えない。



ケイタ・・・

私のことを好きだといったのは


嘘じゃないよね?
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