あの頃、テレフォンボックスで
それは
「ダディ フライ ダディ」という
映画だった。


女子高生の娘が理不尽な暴行を受け
相手の高校生、しかも大物政治家の息子に
父親が闘いを挑む、というお話。


武器を持つのは卑怯、
と言われ
やはり高校生の男の子に
体の鍛え方、闘い方を教えてもらい

ボクシングの
インターハイチャンピオン相手に
素手で立ち向かう父。


コメディ仕立てだけれど
ときどき、泣ける。



それよりも
一番うしろに座らせてくれた
ケイタを想って・・・・

泣ける。



誰かのことを愛しいと想って
涙を流すなんて。



なんだか幸せ。




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