わたしは女の子になる。

肩もみタイムが終了すると、またお互い椅子に座って雑談。
今度は私の携帯に興味を示して、私から携帯を奪おうとする彼。

携帯の奪い合いをしている最中、夢と魔法の国に遊びに行っている友人から、お土産についてのメールが来ていた。彼といるときは基本的にメールは放置だけど、今回は話が急ぎだから、仕方なくメールを返す。

「…ちょ、もう、メール返すからっ……」

携帯を奪おうとする彼から携帯を守りながら彼に言う。

「やだ」

「やだじゃないー。もー、はいはい、よしよーし」


メールを返しながら、尚も携帯を奪おうとする彼の頭をよしよしと撫でる。


すると、急に大人しくなる彼。


なんだこれ。なんか可愛いぞ。


ほんと、犬みたい。



ふと顔を上げた彼と、一瞬見つめ合う。

恥ずかしくて、目を逸らした。


「……なんだよ」


怪訝そうに彼が言う。


「な、なんでもないよ」


いつまで経っても慣れない。

かっこいいんだもん。照れますよ、そりゃ。


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