雪が降る町~追憶のletter~

2.ずっと待っていた人は・・・

カランカラン


その時店内に誰かが入ってきた。

入口の方向を向いて座っているのは大地だった。
大地が視線だけを入り口に向けるとすぐに立ちあがって大きく手を振った。


「おお!快斗!こっち!」


晶はゆっくりと入口に顔を向ける。

快斗が来てしまった。
いや、でも今はそれよりも・・・


(今、大ちゃんはなんて言った・・・?)


晶の中でつい今さっきの大地の言葉を再生する。


“大晦日” “15” “行けなくてゴメン”


それらを意味することって、何―――?


< 95 / 218 >

この作品をシェア

pagetop