こいつなぎ
 

「キミが考える方法の外にあとひとつ」

「それ、は・・・?」


「だってねぇ、僕はキミの事が、」



 答えは、聞けなかった。

 いや、聞かなかったのかもしれない。


 彼女は、最初で最後。

 ひとつだけ魔法を使った。





 ただ、それだけの話。






(君が居ない世界なら、僕も要らない)
 ――08/01/02→08/02/11
 
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