純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
桐生さんは、さりげない会話で、新郎新婦の周りや生活にたくさんの探りを入れる。
そして、それを披露宴にいかんなく発揮するから、とても盛り上がって感謝されることが多い。
今回も、そのファイルにはびっちりデーターが書き込まれていて、唸るほどだった。
だけど、その中のある項目を見て、溜息をつく。
アイツ、これをわかっていて、私にやらせるんだ。
この、性悪男!
「桐生さん、あの」
私はそのファイルを彼に突き出して、一か所を指差した。
「この、ブーケトスってなんですか?」
「おっ、流石いいところに気がついたな」
やっぱり、わかっていたんだ。