純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「中止してもいいですか?」
「あー、無理だし。新婦の憧れなんだと」
どんなに憧れだって、これをやってしまったら、しらけるのが目に見えている。
しらけるというか……やってはいけないというか……。
幸せすぎるのも考えものだ。そういう時は、周りが見えなくなるらしい。
「桐生さん、わかってましたね」
「ん? 何言ってんの? 俺に変な疑いをかけるの、止めてくれない?」
くそっ。やられた。
「そんなに怒ると、偽りの顔が崩れますよ? 純悪女さん」
ムカつく。
こうなったら、やってやろうじゃないの。
私はファイルをバタンと閉じて、覚悟を決めた。