純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「止める? 彼女は僕と結婚するんです。新婚旅行先を決めるのに、何であんたが?」
その言葉を聞いたとき、自分の体がブルブル震えだしたのが分かった。
どうして、そんなことになっているの?
「何を勘違いなさっているのか知りませんが、彼女にそんな気はありません」
「あはは、何言ってるんだか。ねぇ、そうですよね、安永さん」
そう言いながら私の方に向かってくる木本に後ずさりする。
けれど、その間に立ちはだかってくれた桐生さん。
「安永があなたに優しくしたからですか? そんなの営業スマイルってやつです。こいつは性悪なんだから、そのくらいいくらでもできます」
「はぁ?」
緊迫した雰囲気だったというのに、思わずそんな声が出てしまう。